今日も朝から税務調査の立会です。

税務調査の時は、微妙に空き時間があるので、ブログを更新しやすいのですが、なんだか、毎日調査のようなブログになってきました。

 さて、最近の調査で必ず話題になるのが、国税通則法の改正です。
25年からの改正ですが、24年10月から先行的に実施されています。
税務調査等の透明化のための改正ですが、調査官は口を揃えて、内部書類の作成が大変だと言っています。

確かに大変そうで、10月の上旬に受けた調査は、こちらでは修正申告書の作成も終わって、いつでも提出出来る状態なのですが、税務署側に待ってくれと言われています。
もう、1ヶ月以上待たされているので、何だか忘れてしまいそうです。

 で、改正は正しい方向なのか微妙に感じます。
調査の透明化のために、何でもかんでも書類に残すような形になって、現場での交渉が難しくなるのではないかと。

今までだったら、調査で10箇所指摘されて、そのうち、8箇所だけ認めて、2箇所は認めないという交渉が割と通ったと思いますが、これからは、その2箇所についても、課税処分しなかった理由を税務署側で記録しなくてはならない。
そうすると、よほど明確な理由がない限り、いったん振り上げた拳を下ろせなくなるのではないかと。

調査官 ・・・ 10箇所指摘します。修正申告してください。
納税者 ・・・ 今後気を付けますので8箇所の修正で勘弁してください。
調査官 ・・・ 分かりました。今回は8箇所で手を打ちますので、今後は気を付けてください。

 ↑こんな感じが、↓こんな感じになるのかも。

納税者 ・・・ 今後気を付けますので8箇所の修正で勘弁してください。
調査官 ・・・ 駄目です。課税しない理由がありませんから、全て修正してください。

でも、実務は進化しますから、多分、最初から8箇所の指摘で、それを全て認めるという形になるのかもしれませんね。