お客さんにたまに質問で、将来どんな職種が有望かというものがあります。

正直、分かりませんね。
自分も教えて貰いたいくらいです。

日経か何かで、今ある職業の65%は20年前に存在しなかったという記事を見たことがあります。
確かにそうかもしれません。
 
近所の酒屋や米屋さん、八百屋はなくなって、スーパーとコンビニ。
郵便ポストがなくなって、メールか宅配。
切符はスイカになって、改札で切符を切る人はいなくなりました。
喫茶店も、スタバかコンビニコーヒーに押されて大分減りました。
デパートは単に場所を貸すだけの大家さんになっています。
本屋に並んでいる8割の書籍は、広告宣伝用の書籍のような気がする。

買い物はほとんどアマゾンで済むようになり、リアル店舗に出向く必要もなく、スマホかパソコンがあればほとんど処理可能。

どれも20年前では想像ができなかった。

で、これもよく言われるのが、税理士は税金がなくならない限り仕事はあるからいいですね〜と。
確かに仕事はあるかもしれませんが、私たちの仕事の大部分が計算ですから、一番自動化しやすい分野です。

身近のところですと、最近の国税庁のetaxのページの機能はめざましく、質問を答える形式で、比較的難しい土地の譲渡の申告書、贈与税の申告書でも簡単に作成出来ます。
私たちが事務所で使っている業務用ソフトより出来がいいと思います。

ご相談を受けても、簡単な申告ならetaxで作成出来ますよと案内することがとても多くなりました。
これじゃ報酬は取れませんよね。
ネットで検索すれば大抵のことは調べられるし、専門家の必要な場面は少なくなってきていると思います。

ただ、当たり前ですが、20年前にあったものが、既に存在しないわけではなく、形を変えて存在しているのが現実ですよね。

今あるものも大部分は、なにかしら形を変えて存在し続ける。
その形について行けないと職を失う。
しかも、変化のスピードが、驚くほど速くなっている。

私が独立した8年前は、WEBでの集客は、今と比較すれば容易だった。
リスティング広告も必要なかった。

それが、だんだんお問合せが取りづらくなり、SEO対策やリスティング広告をはじめるようになる。
SEO対策も最初は効果はあったけど、年々効果のある対策は少なくなり、差別化は難しい。
リスティング広告も競合が多すぎて、単価が上がってしまい、効果は徐々に落ちてきている。

月次の顧問契約は取りづらくなり、決算だけのシンプルな契約やスポットの業務が増えてきた。
世間的には廃業の方が開業よりも多く、お客様の数自体が減少している。
高齢化が進み、相続絡みの相談が増えてくる。
相続対策として、信託や一般社団法人などの勉強も必須。

元気な高齢者が多く、高齢者の起業相談が徐々に増えているような気もする。
海外と取引することが可能になり、国際税務ももっと勉強しなければ。

結局、新しいものを拒否せず、積極的に取り入れ、日々の業務に取り込む。
その繰り返しで、だんだんと新しいものも当たり前になっていく。

結局、時代の流れに逆らわず、コツコツ勉強しろってことですね。
それが自分の力になれば、自然と仕事はついてくる、そう願いたいところです。